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ANNUAL 2020.09.28

“作る責任”と“使う責任”を意識した、ANNUAL(アニュアル)の再資源化への取り組み

世界でも高い品質を誇るニュージーランド産メリノウールを使用した、デイリーウェアブランドANNUAL(アニュアル)
ニュージーランドの自然豊かで寒暖差のある環境で生育した羊の毛は、クリンプという縮れた形状が特徴で保温性や伸縮性に優れており、羊毛の買付けから糸づくり、デザイン、編立、販売にいたるまで、ひとつひとつの仕事と誠実に向き合うことで、服の製造に携わる人の顔が見える透明性の高いものづくりを行なっています。また、ANNUALは“CLOTHLOOP(クロスループ)”という、製品を回収した後に再資源化する取り組みも同時にスタート。本当に良いものを適正な価格で提供し、消費者にできるだけ長く愛用していただくことを目的にサスティナブルなブランドとして展開しています。

捨てるから回収へ

トレンドの移り変わりの早いファッション業界では不要になった衣料品のほとんどが廃棄されており、環境汚染の観点から長く問題視されてきました。弊社は以前からリサイクル素材を使った商品をOEMとして展開してきましたが、今回はCLOTHLOOPを通し、“ANNUALのヴァージンウールを使った製品を回収し、再資源化する”ことを始めました。

三井物産アイ・ファッション(株) MD企画部マーケティング室 関川恵三さん

これまでは消費者が「着なくなったアイテムをリサイクルに出したい」と思っていても、どこに持って行けば良いのか分からなかったり、回収された後のことが不明瞭だったりしました。私たちはCLOTHLOOPのウェブサイトに回収先の住所を掲載し、どのように再資源化していくかを明記することで、消費者が製品の再資源化に積極的に取り組めるよう呼びかけています。

CLOTHLOOPでは、CLOTHLOOPのタグが付いているものと、品質表示にウール80%と記載のあるものを回収し再資源化していますが、CLOTHLOOPタグは着用する時にハサミで切られてしまわないよう、洗濯表示部分にも印字しています。

循環するものづくりへ

回収された衣料品を色ごとに分け、細かく裁断し、粉砕したあと、わた状になったものを糸にします。再資源化された糸は、基本的に染色しません。通常なら糸を作る際、わたや糸の状態で染色するのですが、私たちのリサイクル工程では染めることはほとんどなく、色ごとに分けて粉砕したものを糸に戻すため、新しく糸を引くよりも染色の際の汚水を減らすことができます。染色をしない分、理想の色を作ることは難しいのですが、日本の糸工場のもつ技術力の高さが色ブレのない糸づくりを可能にしています。商社であるわたしたちはこのリサイクルされた糸でANNUAL以外の製品も作っており、循環するものづくりを目指しています。

ANNUALは今年の9月に自社ECで販売しはじめたばかりのブランドです。ANNUALの商品を消費者が着用し、5年〜10年と、ある程度の時間が経ってから、製品を回収することが増えるはずです。そのタイミングになってからではなければ分からない消費者の反応はありますが、ブランド発表時にはCLOTHLOOPの取り組みに対して、アパレルブランドやメディアからの共感の声が寄せられました。「流行りが過ぎたら、どんどん捨てる」というアパレル業界の通例に、疑問を抱いていた方が多かったのだと思います。将来的には他ブランドや企業とともに取り組みの輪を広げ、“作る責任”と“使う責任”を意識したものづくりに挑戦していきたいです。

Info. http://annual-nz.com/ | https://clothloop.com/

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