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米崎尊路さん(商品開発室 制作・運営チーム)

INTERVIEW 2019.06.17

CLOTH-APPにかける想い①

今、僕たちには「印」が必要だ。

ファッション業界の商社では、生地を仕入れて工場に縫製を依頼し、顧客へ納めることが主流になっています。けれど、業界内での物流が縮まってきている今、「商社の機能って必要なの?」という疑問を持たれつつあるのが現状です。しかし、私たち商社が物の流れに参加することで、商品の安定供給や品質を担保できると考えています。では、それが一般消費者に伝わっているかというと、そうではない。

 

そこで、私たちが責任をもって、ちゃんとした物を世の中に届けていきたいという思いの証となる、独自の「印」を付けなければいけない。もし「印」がなくて私たちの仕事だということがわからず、誰でも同じことが出来てしまうと、同じ内容だったら安いほうがいいよね、と不毛な価格競争におちいってしまう。

 

ブランドという印があれば一般消費者に覚えていただけるだけでなく、指名していただける可能性も生まれ、そこに価値が生まれます。情報やモノが溢れる時代、私たちの存在意義確立のために、印は不可欠と考えたことが、「CLOTH-APP」立ち上げの大きなきっかけです。

「生地」を強みにする、という選択。

欧米では「ファクトリーブランド」といって、工場をブランド化する事例が多くあります。全社的には私たちも工場とライン契約をして当社の強みにしようという動きもあります。しかし、それ以外にも何かブランドにならないかと考えた時、行き着いたのが「生地」でした。なぜ生地なのかというと、以前、弊社の機能テキスタイル事業部が手がけたイギリスの生地ブランド「PERTEX」の成功事例があったからです。

 

PERTEXには「ユーザー起点のモノづくり」という考え方があり、世界中のユーザーから絶大な信頼を得ています。そのPERTEXの考え方を継承したことで「生地」が私たちにとってのブランドになると考えました。実際のところ、服を選ぶ際に生地を基準にすることはなかなかないと思います。しかし、作り手側は何万という生地の中から厳選してようやくひとつの商品に使う生地を決めていくのです。その価値を世の中にしっかりと伝えていかなければならないという想いが「生地」をブランドにした理由のひとつです。

 

最後に、「CLOTH-APP」の名称について少し。

今回このブランドを立ち上げる際に、名称を全社員に公募しました。名前からはスマートフォンのアプリが連想されますが、元来アプリケーションという言葉には「応用・適応」といった意味があります。服に適応することすべて、つまり服を構成している生地はもちろん、今後のいろいろな展開も見越してのネーミングなのです。

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