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INTERVIEW 2019.06.24

2020SS。「素材」の力を伝える②

「アクティブ」シーンに提案したい素材。

松岡さん:2020SS展示会で設定した「ビジネス」シーンへの提案としては、「クラッシュリネン」や「イージーケア」のほかにレーヨンと麻を混紡し、MVSという紡績方法をもちいて麻だけど毛羽立ちがあまり出ずキレイな表面感を持たせたもの、あとは近年流行りのポリエステルのウールライクなもの、コットンタッチのものなどです。一方「アクティブ」シーンへ向けては「STRETCH ストレッチ」「WATER REPALLENT ウォーターリパレント」などを打ち出しています。

「ストレッチ」は、ここ2、3年ずっと打ち出してはいますが、今期はその進化版。どの点が進化したかというと、生地の伸び率が今まで最大30%程度だったのが、約50%を達成したことです。しかも、戻る。「伸びるけど戻る」はミフの「ストレッチ」の特徴でもあるのですが、そこがより改良されました。この素材に関しては弊社のテレサさんが取り組みました。今は、なんと伸び率100%に挑戦しているそうです。

チェン・テレサさん(MD企画部商品開発室)

テレサさん:今のところ80%ぐらいが限度です。けれど、チャレンジは続けたいです。

松岡さん:伸び率が高くなることで、カジュアルウェアはもちろん、ヨガのようなアクティブウェアにも対応でき、新しい切り口になるのではと期待しています。

進化した撥水加工「ウォーターリパレント」。

右:松岡行太さん(MD企画部商品開発室)

松岡さん:「アクティブ」シーンでいうと、撥水機能のある「ウォーターリパレント」もかなり画期的です。一般的な撥水加工は、撥水剤のなかに生地や製品を漬けて撥水作用を付与するという方法。しかしそれだと、生地の表側は水や油をはじきますが、裏側も汗などをはじいてしまい、ムレなどの原因になるのです。そこを改善するために、表はこれまでのように水・油をはじきながら、裏は水分を吸収するという機能を開発しました。こちらもテレサさんが携わっています。

テレサさん:この生地をつくろうと思ったきっかけは、自分がこれまで撥水加工の服を着ていて着心地を改善したいと思ったからです。表地は撥水性がありますが、裏地は吸水性が高く、しかも吸ったらすぐに拡散するので表まで染みません。

右が超撥水効果を発揮する表地、左が吸水性の高い裏地。

松岡さん:まさに春夏にぴったりの生地かと思います。今回このマテリアルではパンツを多く提案しています。

テレサさん:この生地で大変だったのは、生地をつくること自体もそうですが、つくってくれる場所を探すことでした。実際これは台湾でつくりました。

松岡さん:テレサさんがミフへ来てくれたおかげで、日本とはまた違う素材がとても身近になりました。

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