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MATERIAL 2021.05.12

着るコスメティック

 

従来の女性観や男性観にとらわれず、自然なあり方を認めようとするダイバーシティの影響は、さまざまな分野で広がっています。急激なスピードで成長を遂げている世界のメンズビューティ市場も、まさにそうした流れから。男性美容インフルエンサーやK-POPスターの台頭で、メイクアップを自然に使いこなす若い男性が増え、美容に対するジェンダーレス化が進んでいます。

特に、若い層に支持されているのが、女性向け・男性向けという枠を取り払ったスキンケアのジャンルで、男女ともにニュートラル(中立)に取り入れられ、実用的なものを取り揃えるブランドが人気。こうした自分にとっての心地よさを追求し、自由に美容を楽しむスタイルは今後ますます拡大しそうです。

ファッションの世界でも、ここ数年、性別や年齢の垣根を超えて、好きな洋服を自分らしく着こなす「ジェンダーレス」や「エイジレス」がキーワードになっていますが、将来的にはそれがさらに進み、スキンケアやボディケアといった美容を意識した機能素材にまで広がっていく兆しがあります。

 

 

そのひとつが、特殊加工を施し、保湿成分を加えた美容系機能素材。心地よくて肌にやさしいのはもちろん、乾燥肌や肌荒れ対策として身につけると美肌効果が期待できるインナーやルームウェアは、これまであまりなかったことから、この先、脚光を浴びそうです。

ジェンダーを問わず注目度が増している美容意識と、コロナ禍で在宅時間が増えたことで再燃したウェルネス志向も、そうした流れに拍車をかけており、すこやかで潤いのある暮らしが生き生きとした毎日を送るために不可欠なことは、もはや常識になりつつあります。

誰かに見せるためでなく、自分が心地よくいるための服。それが、いちばんのお気に入りといえるようになるのも、極めて21世紀的で、新しい価値観なのかもしれません。

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