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BRANDS 2022.08.01
いつまでも着ていたい、こだわりの心地良さ -TЯOO-
きっかけは一枚の Tシャツでした。いつまでも着ていたいと思える着心地の良さを伝えるために生まれたのがTЯOO(トゥルー)です。
これまでアパレル向けカットソーを専門とし、イタリアやエジプト、インド、アメリカ産の原料でTシャツを作ってきた中で辿り着いたのが、このブランドの核となるイスラエルピマでした。イスラエルは空気が乾燥しており寒暖差が激しい気候のため、綿花栽培に非常に適しています。白度としなやかさが特徴であるイスラエルピマを使って作った Tシャツは袖を通す度にその着心地に感動し、とても気持ちが良かったのです。この感動を伝えたいという思いからブランドを立ち上げました。
TЯOOで使用しているピマコットンはウォーターイノベーション(※)により、綿花栽培に必要な大量の水をリサイクル用水にしているため、サスティナブルな一面もあります。種からワタを取る際は、鋭利な刃先でワタを削ぎ取るソージンではなく、ベルトのようなもので引き伸ばしながらワタを取るローラージンという方法を採用しているので、綿花を傷付けることがありません。そして、収穫したものはインドに運ばれます。そのワタから通常よりも多くコーミングを施して長い繊維のみを抽出し、繊維長38mm 以上の120 番手まで紡績が可能な優れた超長綿が作られます。また、綿花の良さを感じられる様に撚り係数を設定することで、超長綿の特徴であるやわらかな肌触りと、コットンでありながらシルクのような滑らかさと光沢を与えます。それを日本で編み立て、特殊加工を施すことで素材が出来上がります。既成の生地を買って縫製するのではなく、原料から紡績まで遡り、その後の編み立て、織り、染色、縫製といった全ての工程に携わり、日本の職人さんと一緒に、どうすれば着心地が良くなるかを追求しているのです。
※ウォーターイノベーション: 国土の半分が砂漠地帯という厳しい環境による水不足からイスラエルで始まった取り組み。下水のリサイクル率に関しては世界1位の85%と、2位のスペインの12%を大きく上回っている。ちなみに日本はわずか2%。家庭用水のうち40%は海水を淡水にろ過したものである。また、家庭で使用した生活排水のうち85%を水再生技術によりリサイクルしており、農家はこのリサイクル用水の使用を義務付けられている。
洋服づくりと水の関係について少し触れたいと思います。綿花の栽培から染色、仕上げまで、1枚のTシャツができるまでに使う水の量は2トンとも言われています。これは2リットルのペットボトル1,000本分に相当します。カザフスタンとウズベキスタンにまたがる世界で4番目に大きいと言われていた湖であるアラル海は、穀物や綿花栽培の為に取水され、10分の1にまで干上がってしまいました。これは20世紀最大の環境破壊とも言われています。また、世界の人口増加に比例して、水の使用量も1950年から2025年にかけて約3.8倍になると予測されています(環境省調べ)。無限にあるわけではない貴重な水を少しでもセーブできるよう、私たちはできることから始めています。
3 つの TЯOO(トゥルー)
本物の価値=ずっと着ていたいと思える、中身が充実している服
本当の価格=価格以上の価値を持った服
本来の自分=着飾り誰かに見てもらうためでなく、着る事で自分が快適に心地よく過ごすことができる