ねぇねぇA美〜、
なんで石油由来の化学繊維がダメで、
植物由来の化学繊維ならいいって言われてるの?

お。
A太が珍しく難しいこと言い出した。

だってさ、森林は二酸化炭素を吸収して酸素を生み出すし、
水を貯えるし、たくさんの生き物だってすんでるんだよ!

森林伐採も問題になってるのに、なんでいいの???

本社MD部 A子

A太、すっごくいい質問だわ。

まず、石油由来の化学繊維だけど、石油は、
あと40〜50年もすれば枯渇するっていわれているのね。

それに、石油を燃やすと大量の二酸化炭素が出るから、
地球の温暖化を加速させることになって問題なのよね。

それから、微生物が分解できないから何世紀も残るって
いう点が石油由来の化学繊維の弱点ね。

石油プラットフォーム

石油の利用がよくないのは分かるよ。でもだからって、
大切な森林を使ってもいいの?、ってこと。

あ、その点は簡単に説明できるのよ。
石油は限りがあるけど、森は、適切に管理すれば
一定の期間をかけて再生が可能だからよ。それに土にも還るしね。

あぁ、そういうことかぁ。

本社商品開発部 A吉

植物を原料にした化学繊維には、
セルロース系繊維っていうのがあるんだ。
木材に含まれる繊維素(セルロース)を化学薬品で溶かして、
もう一回セルロースに作り直して繊維にしたものだから、
土にも還りやすいんだな。

セルロース系繊維でつくられた生地で代表的なのがレーヨン、
それからキュプラ、リヨセルにテンセルなんかがある。

どれもしんなりした落ち感のある素材で、
ファッション業界にはなくてはならない素材だよね。
それがどうしたって?

うちではね、このセルロース系繊維の原料である木材パルプを
原生林とか消滅の危機にあるような森林からは調達しないで、
植林や育成、伐採までを適切に管理された森林から調達して
つくられたセルロース系繊維しか使わない生地をつくったの。
BOTANICALって名前よ。

まぁ、繊維をつくるときに薬品を使うから、完璧とはいえねぇ。
まだ技術の進歩を待たないといけないけどな。

それでも、認証林から材料を調達している点で、
石油由来の化学繊維よりは持続可能性があるっていう意味で
ましな選択をしてるよってことなのかな。

そうだよ!
計画的な伐採をすることで、健康的な森が維持されるからね。
それに、保護されていない森から調達された木材を使わないっていう
選択自体が、森にすむ生き物を守ることにつながるし!

絶滅危惧種のオランウータン

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