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SHIBUYA109lab.EYEZ 2021.10.15

サステナブルな未来を学生との共創で実現するプロジェクトを実行中 

わたしたちは繊維専門商社として様々なネットワークを駆使し、原料・素材の調達からアパレル、雑貨、ブランド関連サービスまでお客様のニーズに応じて新しい価値をご提供してきました。

わたしたちの強みの1つ「世界各地にネットワークを持つことから、海外のトレンドにアクセスしやすい」ということをお客様にも認知いただくなかで、近年求められることが増えているのがサステナブルについての知見です。

情報化社会によりネットで海外の情報に直接触れられても、それがどういう意味なのか、信用に値するのかなど、見極める力がより重要になっています。

その未来予想図を創るなかで、トレンドを超えたキーワードに成長したサステナブルについて考えるにあたり、サステナブルの先にある未来を生きていく若い方々の意見こそ反映するべきでは?

その想いから、SDGsに関⼼の⾼いZ世代の学⽣と、株式会社SHIBUYA109 エンタテイメントが運営する若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.」、そしてわたしたちの3者が結集。SDGs「つくる責任・つかう責任」をテーマに、共同プロジェクトとして「SHIBUYA109 lab. EYEZ(シブヤイチマルキュウラボ アイズ)」という部活動を⽴ち上げました。

■リアルな場を持っている強

今回のプロジェクトのパートナーとなっている株式会社SHIBUYA109 エンタテイメントが運営するファッションビル「SHIBUYA109」は、日本における1980年代以降のファッションカルチャーを語る上で欠かせない存在です。渋谷のランドマークとして象徴的な商業施設であり、日本のみならず世界にも知られるユースカルチャーのメッカ。SHIBUYA109に集まる若者たちがいまどんなものに興味があり、何を考えているのかを直接の対話から吸い上げています。

1990年代中盤以降に生まれたZ世代のカルチャーは、いま企業運営を行う社会人とは異なる価値観を持っています。そもそも生を受けた瞬間からネットが世の中に普及しており、携帯電話を小学校低学年のときから持っている子も珍しくありません。

一方で、ファッションを提案するブランド側には、Z世代との関係性を築けていないという悩みがつきません。SNSなどのツールはあり、そこから拾い上げたAIによる分析はできても、ネット上のコミュニケーションを基準にするのは時期尚早ではないでしょうか。

リアルな場を持ち、そこに応えてくれるZ世代が集まるSHIBUYA109という商業施設を通じて、若者が担う未来のサステナブルを考える試みを始めてみました。

意識が自然と備わっている若者世代

本プロジェクトに参加しているメンバーには、Z世代である22名の大学⽣が参加しています。その所属はSHIBUYA109に集う「SHIBUYA109 ガールズ」に加え、慶応義塾大学の「Keio Fashion Creator」と早稲田大学の「Rethink Fashion Waseda」の有志メンバーも所属しています。いずれのメンバーも社会課題に対して知識を深めたい・アクションを起こしていきたいという熱い想いを持っています。

ファッションのプロフェッショナル × 街のプロフェッショナル × 未来の社会を担う人の代表

周囲を牽引する若者のなかのフロントランナーを介し、その影響を受けてフォロワーとなっていく層にもアプローチしながら答えを探していく。プロジェクトとしての本格スタートをしたばかりですが、この試みは今後も継続し、ファッションのシンクタンクのような機構となることも視野に入れています。

大海原につながる川も、源流をたどれば深い山の中の小さな湧き水です。これはサステナブルの広がりも同じことで、世界各地で芽生えた地球環境に対する危機感や消費行動の変化から生まれた流れ。

私たちはその小さな源流がどこにどうして生まれるのかを未来を担う学生たちの視座から考え、企業の商品開発へと生かす目となるべく、活動しています。

 

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